ラブドールメーカー紹介

Zelex工場潜入―シリコーンラブドールの“全工程”を見てみた

Zelex工場潜入レポート―シリコーン人形が出来るまでを徹底解説

Zelex工場潜入―シリコーンラブドールの“全工程”を見てみた

今回はZelexの工場に直接取材に行き、シリコーンドールがどのように作られているかを工程ごとに詳しく見てきました。この記事では現場で聞いた話と実際の工程写真(動画)をもとに、製造の流れ、品質管理のポイント、購入前にチェックしておきたい点を日本語でわかりやすくまとめます。ものづくりの裏側に興味がある方、品質を重視してドールを選びたい方に向けた内容です。

工場全体の構成と流れ(現場で見えたこと)

Zelexの工場は工程が明確に分かれており、骨格(フレーム)製造→骨格固定→ジェル部品成形→シリコーン注入→硬化→脱型→バリ取り→洗浄→塗装という流れがスムーズに回っていました。各エリアは作業内容に応じて整理され、工程間の移動が最小限に抑えられているため、品質のバラつきが出にくい印象を受けます。担当者ごとに責任範囲がはっきりしており、工程間の連携が統制されている点も信頼感につながります。

骨格(フレーム)製造と可動性テスト

骨格はドールの動きと耐久性を決める重要パーツです。Zelexでは骨格を自社で組み立て、部品の溶接や精度調整を行っています。軽量化のために「PU発泡体」を組み合わせる工程があり、これが最終的な重量バランスや可動感に影響します。組み立て後は必ず関節ごとの可動性テストを行い、きつい箇所は調整、緩い箇所は締め直して適切なテンションに合わせます。ユーザーが「関節が固すぎる」「緩すぎて下がる」と感じる問題は、この段階でかなり解消されます。

ジェルバスト/ヒップの作り方(素材と設計思想)

Zelexはジェルバストとジェルヒップを別パーツで成形する設計を採用しています。ジェルバストのインナーは3Dデータから3Dプリントで作成し、それを金型に組み込んで成形します。シリコーンの厚みは4mmに設定されており、柔らかさと耐久性のバランスを重視した仕様です。ジェルヒップは着座感や手触りを良くするために専用のインレイを用意し、ヒップの局所的な柔らかさを高めています。現場担当者によれば、ジェル部品は交換やオプション対応もしやすい設計になっているとのことでした。

シリコーン注入と気泡対策(現場で見たポイント)

全身シリコーン注入は工場見学のハイライトです。高い位置から一気に流し込む様子を見ると気泡についての不安も出ますが、Zelexでは硬化時間をやや長めに設定し、内部の微小気泡が自然に浮き上がって抜ける工程設計を採っています。注入直後に小さな気泡が残っても、硬化工程で上方へ移動して除去されるため、最終的な内部構造にダメージが残りにくい仕組みです。また硬化後には必ず検査を行い、内部に大きな空洞や欠陥がないか確認しています。これは品質保証の観点で非常に重要な工程です。

脱型(取り出し)〜バリ取り〜洗浄の手順

硬化して形が決まったら脱型エリアへ運びます。金型のネジを外して開くと素体が取り出せますが、取り出した直後の素体には湯口跡や合わせ目(モールドライン)が残っているのが普通です。ここで熟練の作業者がバリ取りや合わせ目処理を行い、形状を整えます。続いて洗浄・乾燥を行い、表面に残った離型剤などを完全に除去してから塗装工程へ回します。バリ取りと洗浄が丁寧に行われていないと、最終仕上げで色ムラや質感の違和感につながるため、工場はこの部分にも力を入れていました。

塗装・体表ディテール(仕上げがリアリティを決める)

塗装工程では乳頭(乳頭/乳首表現は用途により表現を分ける)、関節周囲、デリケートゾーンの色付け、皮膚表面の細かなディテール(血色や陰影)などを一つずつ丁寧に施しています。特に顔周りやデリケートゾーンの色調整は微妙な差が出やすく、熟練工の技術が求められる工程です。ここで手作業をどれだけ取り入れているかが、最終製品の「見た目の説得力」に直結します。

品質管理(検査)体制とトレーサビリティ

Zelexでは各工程ごとにチェックリストを設け、関節可動、シリコーンの硬化状態、表面の気泡や色ムラなどをチェックしています。問題があった個体は工程に戻して再処理するか、場合によっては廃棄する運用でした。製造ロットと工程履歴を紐づけるトレーサビリティも整っており、不具合が出た際に原因追及がしやすい体制になっています。

購入時にチェックすべきポイント

工場の工程を踏まえると、購入前に確認しておきたい点は次の通りです。まず骨格の可動性について、メーカーや販売ページで「関節の調整」や「可動テスト」について明記されているかを確認すること。次にジェル仕様(厚みや素材)や、シリコーンの硬度(柔らかさ)の記載。最後に仕上げ(塗装)に関する写真や動画、検査体制の説明があると信頼できます。可能なら工場見学や製造工程の紹介動画を公開しているメーカーを選ぶのが安心です。

工場を見てわかったこと

取材で強く感じたのは、素材選定、骨格精度、注入・硬化の管理、そして塗装などの最終仕上げのいずれもが製品の満足度に直結するという点です。Zelexは工程ごとの管理体制が整っており、特にジェル部品の設計や気泡対策、バリ取りと塗装に力を入れている印象を受けました。購入を検討する際は、これら

のポイントが公開されているかどうかをチェックすると良いでしょう。

よくある質問

小さな気泡は硬化過程で浮き上がって消える設計が一般的です。ただし大きな空洞や構造を弱める気泡は最終検査で排除されます。

Zelexではジェル部品は別パーツで金型成形し、本体に組み込む方式。メンテや交換が比較的しやすい利点があります。

工場では可動テストと最終調整を必ず行います。長期的な緩みは使用条件に依存しますが、初期出荷時のテンション調整は徹底されています。

Picture of パンダマン
パンダマン

数年間にわたってラブドールの愛好家として活動してきました。彼女たちとの時間を楽しんでおり、生活に新しいエネルギーや幸福感をもたらしてくれます。ラブドールは、友人と同じくらい大切です。ラブドール以外にも、音楽やゲーム、写真撮影が好きです。

すべての記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です